つれづれなるままに...
これはここでおきた出来事を気が向いたときにつづったものです。
2007年10〜12月の巻...
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12月28日
忘年会シーズンも終わり、年末恒例の「お馬さんの運動会」は久々にがっかりの結果に終わり(あんなので当てたらすごいと思うが)、来年こそはぜひとも「ジングルベル」と言い合える相手がいたらいいなと思いつつ「シングルベル」の夜もふけていき、これまで有機農家仲間でやっていた直売所を今年限りでたたむことになって、今週はその片づけで何度も札幌を往復し、気がついたら今年はあと数日というところまできている。いろんなことはありつつも、派手さはなく質素ではあるけれど、でもそんな暮らしを続けていられることに幸せを感じる今日この頃である。
一昨日の朝は氷点下19度、昨日は17度と強烈に冷え込み、今朝はマイナス4度ぐらいですごく暖かく感じてしまった。昼間もわりと暖かく過ごしやすかったが、明日からは天気が大荒れになるという。なんとか平穏に年を越したいが、はて...。
12月19日
13日夜中から14日の朝にかけてドカ雪が降って、いよいよこのまま春まで白い状態が続きそうだ。2日の未明に降った雪が完全にとけそうでとけきらないままここに至ったので、記録上は12月2日が今年の根雪ということになるのだろうが、ただ、まとまった雪はその1度だけ、この数日も冬型なのに西風ということで、ほとんど雪が降らない状態が続いている。気温は低いから雪がとけてしまうことはないのだけれど、このままいくのか、それとも風向きが変わって大どんでん返しがおきるのか、ここまで降らないと逆に何かがあるんじゃないかと警戒してしまう。
今年の12月はヒナのローテーションや産卵開始のタイミングが、昨年のように計画倒れになることなく、いまのところはわりと順調に推移している。そのためたまごの不足という事態にも陥らず、少しはホッとしている。とりあえずはこのまま無事に年を越してくれることを祈る今日この頃である。
12月10日
昨日、配達の帰りにガソリンスタンドに寄って給油してきた。もちろん、ガソリンが値上がりしている愚痴はいまさら言うほどのことではないが、燃費を計算する(メーターの距離を給油量で割る)と16リットルを超えていた。今まで標準サイズの夏タイヤを履いていたころは14リットルぐらいだったが、このところ16リットル以上になることが多くなった。そう考えるとずいぶんよくなったものだ...。が、どう考えても燃費が悪いはずの冬タイヤ、しかも買ったときについていたこのタイヤは標準のものより若干大きめだったので、距離のメーターが回転するのも遅いはずだから、普通に考えても計算上の燃費は悪くなるはずである。にもかかわらずこの状態、やっぱり運転の仕方が変わってきたのが大きいと思う。流れがあるときはその速度に乗るとしても、単騎で走行しているときは速度はかなり遅めにするようにしている。それだけでずいぶん燃費が違うもんだとある意味感動ものである。もちろん、荷物の量が少ない季節に入っているのもあるのだろうが、でも、重量野菜のじゃがいもや白菜を大量に積んで走ったのも冬タイヤになってからだし、灯油や犬のえさをまとめ買いするなど重量物を載せたりもするから、やっぱり速度が大きな要因であることに変わりはないか。
12月5日
用事があって岩見沢へ出かけてきたが、このあたりと違って数十センチは積もっていそうな状態、しかも道路はツルツルで運転しずらいの何の。このところ冬型の天気が続いているが、西風の日が多いので、山にさえぎられるこのへんはあまり大雪にはならないが、この風向きだと岩見沢あたりは逆に大雪になりやすい。もし北よりの風だったら様相が逆転することもありえるわけで、まあたまたま今はこうなっているが、そのうち逆になる日もあるのだろう。用事が済み、帰宅していると栗山のまちで一気に路面が乾いてきて、その先の由仁では南に行くにつれ、だんだん雪が少なくなっていた。こうなると運転は楽になるが、かえって飛ばす人がいるので気をつけなきゃな。ただ、この数ヶ月、なんとなくスピードを出す車が少ないように感じるのは気のせいなのかどうなのか。
11月26日
昨日、今日と気温が高めに推移する、というので、昨日は配達準備のドタバタがあったにもかかわらず、10月に来たヒナたちを外の小屋へお引っ越し、しかも昨晩から今朝にかけては運良く気温が高かったので、寒いと圧死が起こりやすい初夜を無事に乗り切った。今日はその勢いで、暖かさのおかげでしばれが緩んだ白菜を片付けてハウスの中で冬囲いしたり、じゃがいもを母屋の中へ運び込んだりするなど、どうにかこうにか暖かいうちにしておきたいことを、100%とはいわないまでも、ある程度やることができて助かった。明日からまた気温が下がるらしいので、やるなら今日しかない、という瀬戸際の仕事も中にはあった。それにしても、1週間近く凍ったままの白菜が、よくもまあ生き延びていてくれたものだ。
話は変わるが、今年は例年と違って困ったこともある。灯油代の高騰で、昨年なら夜間に野菜置き場でストーブをたいて野菜の保存をしていたのに、今年は少しでも灯油代を節約したいので、かぼちゃは母屋のベッドの上に並べ、じゃがいもは北側の部屋に積み、さらに今週出荷する予定の白菜は茶の間の玄関口でコンテナ積みになっている。しかも、畑が凍っていてたねいもを埋める準備ができていないため、それらも母屋に転がっている。そんな調子だから、ただでさえ散らかっている家の中は、本当に足の踏み場がない。猫たちもどこで丸くなろうか、右往左往している状態だ。
11月24日
この時期にもなると、真冬のような日もあったりはするが、まさか1週間近くそんな状態が続くとは思わなかった。だから、今週は白菜やにんじんの冬囲いをしようと思っていたものの、連日の真冬日、もしくはそれに近い低温状態でまったくそのチャンスはなく、気がついたら畑は凍りつき、しかも昨日未明の大雪で畑は真っ白になり、せっかくの越冬野菜がパーになってしまうかも、という状態に陥ってしまっている。そんなわけで、自家用のにんじんも掘り出せないから、毎年恒例のいずしの仕込みを待っている状態で、今年は正月にいずしを食べるのは無理かなぁ、と思っている。もっとも、篤農家だったら、いつこうなってもいいように段取りを整えるのだろうが、のんびり屋で無知なよそ者はぎりぎりになって慌てている、というのが実際のところなのかもしれない。「毎日が勉強」「失敗は成功のもと」を言い訳に、なるようになるさと開き直るのが関の山である。
11月19日
9月末に我が家に突如姿をあらわした迷い犬、しばらく保護していたもののすぐに飼い主が見つからなかったので、だりおが亡くなってから四十九日が過ぎていたし、うちの家族にするか、と決めて飼っていた。ところが先々週、普段お世話になっている動物病院から電話がかかってきて、うちで飼うことにした黒い迷い犬の飼い主が名乗り出たとのこと。結局その子は元の飼い主さんのところへと帰っていった。なんだか心にぽっかり穴があいてしまっていたところで、たまたま1歳の柴犬(♂)をもらってくれる人を探しているという話があり、一昨日、その子を我が家へつれてきて、こんどこそ正真正銘、うちの家族の一員となった。もともと「つよし」という名前がついていたので、うちでもそのまま「つよし」という名前でよぶことに。だりおがいなくなって、大きな犬ばかりになっていた上、迷い犬があまりにでかい犬だったので、よけいに小さく見えてしまう。あらかじめ、「つよし」という名前だったという理由で用意していた赤い首輪も、一番きつくして丁度いいぐらい、もう少しで見立て違いをするほどだった。
今日は朝からずうっと晴れていたけれど、一日中凍りついた真冬日。日が当たっているのに、昼間でも畑に残っている野菜は凍ったまま。今年は冬本番が早いのかどうか、そろそろ冬支度を急がないと大変なことになりそうだ。
11月14日
猛暑やバイオ燃料の影響などで、今年は例年になく鶏のえさに使う小麦の入手が心配だった。これまで毎年頼んでいたところも例年通りは入手できないということで、同業の知人のつてでなんとか6トンの小麦を手配できることになり、今日その小麦が届いた。ただ、その小麦は他の人の荷物と抱き合わせで25トンという大型トラックで運ばれてきたため、それをトラックから降ろし、さらに自宅のコンテナに運び込むためにクレーン車を借りてきて、どうにか午前中で片付けることができた。大型トラックから降ろすのにはだいぶ運送屋さんの手を借りてしまったが、降ろしてから自宅のコンテナに入れるのに、他人の助けなしに自分ひとりでできたのも、クレーン車さまさまである。今日はそのクレーン車に足を向けては寝られない...と思いきや、その車は今晩、また別の人が仕事で借りるのだという。ひょっとしたら足を向けてしまうのかもしれないが、とりあえずそうなったらごめんなさい、ということで勘弁してもらいましょう。
さて、明日から気温が下がり雪の日が続くだろう、ということで、札幌の車屋さんではタイヤ交換で長蛇の列になっているところもあるという。今年は10月に峠越えの用事があったから、早めにタイヤを購入して自分で取り替えてしまったが、毎年私の場合は、タイヤの購入のように、他人とバッティングする冬支度を先に済ませ、自分のところはあとまわし、ということになる。ただ、その自分の冬支度がはかどらない。今年は野菜の越冬ハウスを1本増やしたから、その雪対策もこれから仕込まないとならないし、あ、漬物も全然進んでないや、ま、どうにかなるだろうと、適当に構えてぼちぼちやります。
11月10日
昨晩、夕方遅くまで納屋周りで仕事をしていたら、だんだん寒さに震える感じがしてきて、それもそのはず、母屋へ戻ると温度計はマイナス4度...今年の我が家の最低気温に並んでいた。これは明日の朝冷えるなぁ、と思って迎えた今朝、なんと針は10の目盛のわずかに左...つまり、限りなく10度に近い氷点下9度だった。これじゃあ道内のどこかで氷点下二桁にはなっているだろう、と思いきや、朝のラジオを聴いていたら、最も冷え込んだところで朱鞠内の氷点下9.9度だか9.8度だかということだった。まあ山の上は別としても、いわゆる人里では、もしかしたら道内最低気温か、それに近い朝だったのかもしれない。実際、外気温が氷点下5度ぐらいだったら(床から発酵熱が出ているので)凍らない鶏小屋の桶の水も、今朝はかなり厚めの氷が張っていたぐらいだから、温度計が狂っているわけでもなさそうだ。もちろん、ひと冬通してみれば、うちのあたりよりも、朱鞠内とか弟子屈の川湯とか旭川の江丹別とか、ずうっと極寒の地はあまたあるのだが、ひと冬に1〜2度くらい、全道の観測地点の最低気温よりもうちの温度計の温度ほうが低いことがある。昨冬も、真冬に川湯で氷点下17度台だったのに、うちの温度計は18度を大幅に下回っていたことがあった。道内ではわりと温暖な札幌や苫小牧からそう離れていないのに、こうも違うものか。ちなみに、札幌中心部では氷点下1度ぐらいで寒いと大騒ぎしていたぐらいだから、こっちからするとなにそれ〜という感じである。
11月2日
一昨日(31日)の晩、千歳に用事があって、軽トラで出かけたついでにガソリンを給油して帰ろうかとスタンドに寄ったところ、予想はしていたものの、スタンドは順番待ちで大渋滞...。そりゃそうだ、11月から値上がりするというからその前に、というのは誰でも考えることだ。幸い、大して待たずに給油できたけど、札幌のとあるスタンドではスタンドでレギュラーガソリンが売り切れになってしまったところもあった、と聞く。もっとも、週末などにしか使わないドライバーは値上げ前の狙い撃ちでいいだろうが、ほとんど毎日使う身としては、いくら値上げ前の安い油を入れられたところで、ガソリンタンクの容量も限られているし、1週間ぐらいでどうせまた給油しなくてはならないので、買いだめにも程がある。だから、あとはいかに燃費を節約するかにかかってくるのだが、冬タイヤに換えてしまったために、これまた燃費は悪くなってしまう。
そして昨日、早速値上がりしていた。月末より5円ぐらい上がっている。年末にはどれくらいになっているのか...。ま、とりあえずは使えるものがあるだけでもありがたいと思わなきゃな。
10月24日
数日前のふとした思いつきで、何年かぶりに汽車旅をした。といっても、わずかふた駅だけだが。
我が家は曲がりなりにも「駅前」にあるので、そこから夕張方面の汽車に乗り、ふた駅目の「滝ノ上」で下車し、これまた駅前にある滝ノ上公園へ紅葉見物をしに行くことに。汽車の時刻を調べてみると、お昼前のに乗って、お昼過ぎので帰ってこられるので、昼休みを1時間ぐらい長く取ったと思えば行けなくもない。もっとも、車で行ってしまえばそのほうが時間の融通も利くし、また国道沿いにあるから都合がいいに決まっている。ただ、せっかく駅前に住んでいるんだし、たまには汽車もいいかなと思ったのだ。
前前から滝ノ上が紅葉の名所だという話は知っていたが、いざ行ってみると、紅葉の進んだものもあれば、黄葉のものもありで、木の葉が色とりどりになっていて観るにはちょうどいい具合だった。ただ、時期が時期でみな考えることは同じなのか、普段畑から見るとがらがらの汽車も、今日ばかりは3分の1ぐらい席が埋まっていたし、公園の駐車場もかなりの割合埋まっていた。だから、どっちかというと紅葉よりも人を見物したようなものだったところもあったが、まあそういう季節なんだからそれは割り切ることにしよう。それよりも、橋を渡る汽車から眺めた夕張川の紅葉の景色が見事で、やっぱり汽車で来た甲斐があったというもの。だって車だったらよそ見出来ないから。
10月22日
営業用の軽のワンボックスカーのタイヤを冬用のものに交換した。初雪はまだだし、ちょっと早めの交換ではあるのだけれど、どうせオイル交換もしなきゃならなかったところで、どっちもジャッキを使う作業だったこともあり、一緒にやってしまった。冬タイヤは夏タイヤに比べて燃費が悪くなってしまうので、本当はギリギリまで待ちたいところだが、雪が降らなくても、雨上がりで気温が下がったら凍結路面になることもある。とりあえず、現段階ではここ数日は雪の予報は出ていないものの、ここまできたらいつどうなるかわからない。でも、もうそんな季節が来たのかと思うと、今年もあっという間に終わってしまいそうだ。
10月19日
太ったにんじんに限って虫食いがあるとかいったことに始まり、今年は大根が虫の害でほぼ壊滅状態なのに、漬物用に大量に売ってくれないかという話があったりとか、細かいことからそうでないことまでいろいろついていないことが多かった。まあ「因果応報」とはよく言ったもので、普段の行いが悪いからこうなったのだ、反省しなさい、と言われてしまえばその通りなのだが、ここは心機一転、ということで思いきって頭を丸めた。だからといって一度に運気が好転するというものでもないのだろうが、ここは気持ちを入れ替え、一から出直すつもりで頑張ろうと思う。
一から、といえば、生まれたばかりの鶏のひなを昨日連れてきた。うちで10月にヒナをいれるのは初めてなのだが、同業の知り合いの話から、この時期のヒナをすすめられたこともあり、試しに入れることにした。ただ、これから寒い季節へ向かっていくので、幼い頃に寒さで密集して圧死、ということにならないように注意しなきゃと思う。
10月15日
昨日、ついにストーブに火を入れた。今年は例年より朝晩の冷え込みがゆるいらしく、いまだにトマトが枯れずに頑張っているくらいだが、それでもやはり寒いのは寒いので、昨日の昼間にストーブを掃除して外出、夜帰宅してからついに点火...こうなるとストーブの前から動けなくなり、しばらくストーブの前でぼーっと時をすごしてしまった。
そして、今日も日が暮れる前から急に空気がひんやりしてきた。もちろん、ストーブはしっかり働いている。
10月8日
3年前の台風被害で大量に出た倒木、それもミズナラやサクラの木ばかりをかき集め、そこ仁しいたけとなめこの菌を打ちつけ、いつきのこが出てくるか、と心待ちにしていたのだが、やっと、今朝になってしいたけが2〜3個顔を出しているのを発見した。本当は木を集めた翌春に菌を打ちつけるものなのに、いや、そのつもりでその春にしいたけとなめこの菌を買ってきたのに、その春に菌を打ちつけられず、でもそのまま木や菌を捨てるのももったいないからと、その翌年(つまり昨年)の春に打ちつけたほどだから、まあ常識的なやり方ではないのは承知の上だったわけで、出てきたらもうけもの...のはずだった。でも、やっぱり沢山出てくることを期待していたのも事実で、やっぱりきちんとやらないとダメなものはダメなのかもしれない。
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