つれづれなるままに...
これはここでおきた出来事を気が向いたときにつづったものです。
2006年4〜6月の巻...
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6月26日
先週は雨もしくは曇りの日ばかりで、なかなか畑作業が進まなかった。畑はかなり湿っていて、表面は乾いていても足を踏み入れようものなら、所によってはぬかるんでいてずぼずぼ埋まってしまう状態。これではトラクター入れないなぁ、と思っていた。でも、このままでは苗が植えられないまま終わってしまう...という焦りもありながら迎えた21日のこと。その日は午後から雨になりそうだったので、雨が本降りになる前に畑を起こしてしまえと、半ば強引にトラクターを入れた。ところが...最後の最後でぬかるんでいる部分にはまりかけ、なんとか脱出しようとすると、そこで突如トラクターのバックのギアが壊れて入らなくなり、後ろに下がれなくなったのが運の尽き。あとは前進あるのみだが、案の定トラクターはどんどん沈んでいき、ついには畑のど真ん中で前にも動かなくなってしまった。もしギアが壊れていなければ、すぐにでも誰かにトラクターの救出をお願いするところだが、仮に畑から引っ張り出したところで、トラクターでバックできないというのは致命傷である。バックできないと畑作業に使えないのだから。修理してもらうことも考えたが、このトラクターの状態からして、次に自分の手に負えないような故障が発生したら、修理してもらうより買い換えようと覚悟を決めていたところで、なんと24日、ちょうどいいタイミングで岩見沢の中古農機具市があるではないか!!!そこでよさげなトラクターがあったので、即断で大枚はたいて購入。もちろん、痛い出費であることに変わりはないが、こうなったら背に腹はかえられない。
そして今日、そのトラクターで早速作業...といきたかったが、そこでまたひと苦労。実はこの買ってきたトラクターは本体しかないので、畑を起こすためには、埋もれているトラクターのお尻についているロータリーを切り離して引っ張り出さなくてはならない(ロータリーは畑を起こすための道具である)。もちろん、切り離すだけなら金具を外すだけなので簡単だが、問題はそれをどうやって埋もれたところから引きずり出すか。買ってきたトラクターとロータリーをロープでつないで引っ張ったはいいが、なにぶんヘドロの沼のような場所に沈んでいるのである。ロータリーが沈んで、それより何倍も重いはずのトラクターのタイヤが空回りしてしまっている。時にはロープが切れたり外れたりしてしまった。それでも、少しずつ引っ張り、なんとかロータリーを買ってきたトラクターに取り付けることができた。それからというもの、鶏ふんまき、そして畑起こしと作業は進み、最低限今日のうちにやっておきたかった、にんじんの種まきを済ますことができた。本当はお化けのようになってしまった苗の定植をしたいのだけれど、とりあえず、今日のところはこれでよしとしましょう。
6月20日
育苗ハウスの中では定植を待つ苗たちが首を長くしているのだが、なかなか畑に持っていきようがない。配達のない日に限って畑が湿っていたり、モンシロチョウが徘徊していたりで、その機を逸してしまっているのだ。そうこうしているうちに、そろそろ秋どりもしくは越冬野菜の種まきもしていかなくてはならないし、明日はどうにか...と思っているのだが、また雨が降るかもしれないという。あ〜あ。
6月12日
昨年の秋、定植しないで放置していたキャベツの苗を、ただ捨てるのもどうかということで、これで冬を越したら面白かろうと、お遊びで育苗ハウスの中に植えてみた。しかし、真冬になってだんだんしおれて枯れ果てた姿になり、やっぱり氷点下20度を下回る極寒の中では冬を越せないものだとおもって、春育苗をはじめる前に片付けた...つもりだった。ところが、ひと株だけ片付いていないのがあって、放置していたらいつのまにか大きくなって、なんと普通のキャベツができてしまったのである。もちろん、普通に食べて何の問題もないキャベツだった。根が死んでいなかったので復活したのだろうか。でも、もしこれがうまくいくものなら、今年の秋に余った苗を定植して、来年の春に早出しできるかも...と、ちょっと欲張ってみようかと思っている。
6月7日
この日、我が家のすぐ近くでわりと大がかりな撮影が行われていた。昼過ぎから夕方遅くまで、4〜5時間もである。実は10日ほど前、この撮影に軽トラックを使いたいので、現場から一番近い私に貸してもらえないか、という打診があったのだ。その理由を聞くと、ポスターに使う写真の撮影をしたいからだという。それで、撮影の候補地をいろいろ探す中で、この場所が一つの候補として上がっているとのこと。監督からいろいろ話を聞いていると、北海道の農村風景の一代表としてよく出てくる、とある有名な場所では、ちょっといいなぁと思う場所だとすぐに駐車場ができるなど、観光地ずれしている部分があって、撮影場所としてはかなり使いずらいという。もちろん、何が北海道の農村風景かといわれると答えずらい部分はあるが、すくなくとも農業それ自体は、第一義的には見せ物ではないわけで(でも、農業という存在が見せ物になるぐらい注目されるものである必要はあるとおもうけれど)、たぶん、見せ物になっていない場所を探していたのだろう。
それで結局、この場所が撮影現場となったのだが、私は仕事の都合上軽トラを空けられず、私の車がポスターに出ることはなくなった。でも、いまどき、ほとんどの農家は軽トラを仕事で使っているし、軽トラはまずレンタカーでは置いていないので、現場のスタッフは通りがかりの人にひたすら聞いて、やっと捕まえられた人の軽トラが撮影に使われていたようだ。遠目で見ている限り、撮影時間の大部分が軽トラ探しに費やされていたような雰囲気でもあった。
ちなみに、この場所は以前にもロケで使われていた過去があって、最近ではZONEという4人組女性バンドもロケに来ていたとか(とある曲のジャケットは、まさにうちの前の道路の続きの写真である)。また、お隣さんの話によると、古くは勝野洋や竹下景子が来たこともあったらしい。
6月6日
5月29日に台風が来たかのような天気になって、その翌日から3日間は微妙に乱れた形のたまごが多く出てしまい、さらに春先の産み疲れも重なってか少々産卵率も下がってしまった。幸い、食欲が落ちたわけではないので、少しずつ産卵が回復してきているけれど、ちょっと荒れた天気でこうも変わってしまうのかと思うと、繊細なものなんだと改めて感じてしまう。今のところ、産卵している鶏たちはわりと高齢な子たちが多く、このことも産卵率の低下に拍車をかけている部分もあったと思われるのだが、あとは来月ぐらいからうみ始めるであろう、2月のヒナに期待をかけるばかりである。
5月29日
このところ乾いた晴天の日が続いていたので、昨日からの雨模様は久しぶり。しかし降り方が...特に昨日は台風のような風を伴っていたので、配達の車の中では横風に神経をとがらせながらの運転だった。苫小牧は町が東西に続いているので、南側に面している海から猛烈な風が吹いてくるとたまったものではない。
そして今朝もしとしと雨が降り続いていたので、とても畑には入れない。そこで、ここぞとばかりにまずはタイヤ交換。本当はもっと早くにやりたかったのだが、夏タイヤを買いそびれていたのでいままで放置した状態になってしまっていた。それにしても、夏タイヤは音が静かだし、またブレーキの利きもよい。冬タイヤで夏走行すると、なんかべたべたした重たい走りになるので、きっと燃費も悪いに違いないのだが、改めてもう少し早く換えておけばよかったと後悔しきり。その後、種を買いにいったり、そしてハウスで種をまいたり(モロヘイヤ、空芯菜、とうきび、レタス、サニーレタス、ズッキーニ)、ほったらかしになっていた苗(かぼちゃいろいろ)を移植したり...しているあいだに、気づいたら外は真っ暗になってしまっていた。いまなら7時半ぐらいまでは外で仕事を十分できるけれど、それでも時間が...。
5月22日
ここ1ヶ月ほど、3年半使ってきた中古のパソコンの調子が悪く、データを別のところに保存したり、初期化(おおよそ買ったときの状態に戻すこと)をしたりしていた(それでも誤って消したデータもあったりしたのだが)。しかし、それでもあまり具合がよくないので、先日知り合いから譲ってもらった、別の中古パソコンを使おうといろいろ設定していたら、やり方が悪かったらしく、これまた動作の具合がおかしくなってしまった。そこでもう一度、譲ってもらったこのパソコンを初期化してみたところ、一気に動きがスムーズになって、やっと久しぶりにパソコンを使う仕事ができるようになったし、ホームページを更新できるようになった。この間、農作業は耕しては種をまき、苗を植え...の繰り返し。また、18日にはヒナもやってきた。いつもながら、もう少し段取りよく仕事ができればなぁと思うことしきりである。
さて、話は変わるが、昨晩、配達から帰ると猫が一匹、黒猫のくまがいなくなっているのに気づいた。もみじが玄関で落ち着かない様子で私の帰りを迎えてくれた。これはまた事件があったに違いないと、家の周囲を探し回ったが、いくら呼んでも声も姿もない。仕方ないので、今朝もう一度、夜明けごろの時間に探して回ったのだが、なんと畑の中に、昼間にはなかった不審な足跡があったのだ。その片方は明らかに猫の足跡で、もうひとつの一回り大きな足跡と交差して、その交差した場所で猫の足跡は切れていた。大きな足跡は続いているのに...。あまり悪いほうには考えたくないが、もしかしたらそういうことだったのかもしれない。こうなったら私の予想がいいほうに外れてくれることを祈るのみではあるが、オス猫のこうたも帰ってきてないし、どうもそんな気がしてならない。そして残されたもみじは、ただでさえ甘えん坊なのに、くまがいなくなってなお、私にべたべた甘えるようになってきた。もみじとくまは小さいころからずうっと一緒に育ってきたので、猫はひとりっきりでもいい動物だとものの本には書いてあるけれど、実際は遊び相手がいなくなったことをさびしがっているのかもしれない。くま、こうた、戻ってこ〜い!!!
5月9日
先月末になってやっと畑が乾いてきて、畑を起こしては露地ものの種まき...の繰り返しになってきた。4月29日にほうれん草と小松菜、30日ににんじん、今月に入って5日に大根、かぶ、春菊、同時に育苗していた水菜の苗を定植、そして6日と8日にジャガイモの植えつけ。本当はキャベツやブロッコリー、レタスなどの苗の定植もしたいのだが、植える畑の準備がまだ終わっていない。しかし、それをあざ笑うかのように暖かい日が続き、苗はどんどんでかくなっている。さあどうしましょう...。
4月25日
3日前の晩から、母屋猫の「こうた」が夜遊びに出かけたまま帰ってこない。いつもだったら夜中もしくは明け方には帰ってくるのだが、全然帰ってきた気配がなく、朝ご飯だと呼んでも反応がまったくない。帰ってこなかった日の朝は、配達の日でバタバタしていたにもかかわらず、気になって気になって、その辺を探して回ったのだが、全然見つからない。もし事故に遭ったとすれば事故の痕が...と普通は思われるかもしれないが、事故の直後ならともかく、あまりに人の気配が少ないこんな田舎だったら、死体あるいは瀕死の状態になっている生き物がいようものなら、まず間違いなく、キツネやアライグマなどがくわえてその場を立ち去るに決まっている。だから寅さんのごとく放浪の旅に出ているのか、あるいは事故になっているのか、どっちになっているのかわからない。もちろん、私としては前者であることを期待してはいるのだけれど...。日曜日にこうたを譲ってくれた人に会ったので、事情を説明したら「オスだから、しばらく(放浪してから)戻ってくるかもしれないよ」と言ってくれたものの、実はあの日はショックでかなり動揺していた。オス猫はそんなもんだと思いつつも。うちの猫たちはみんないい子たちだけど、特にこうたは私にそっくりな面を持っているので、思い入れが強いのだ。それだけにショックもでかい。あんまり過度の期待は持てないけれど、いつか帰ってくることを信じて待とうと思う。
4月19日
本当は昨年の今ごろやろうと思っていた、きのこ(しいたけとなめこ)の菌打ちを、やっとこの月曜水曜でやることができた。まだ畑に入るには早い感じなので、畑作業が始まる前にやっつけてしまわないと機会を失ってしまうのだ。ただ、原木は一昨年の台風の倒木だし、きのこの菌も昨年の春(に菌を打つつもりで)購入したものだから、はたして、ちゃんときのこが出てくれるかどうかはわからない。でも、そのまま使わないで投げておくのももったいないので、まあ「ダメもと」でやるだけやってみた。しいたけの菌はナラ・しらかば・ポプラの木に、なめこの菌はさくらの木に打ちつけた。もしうまくいけば来年の秋に出てくるはずであるが。
話は変わって、追分町と早来町が合併してできた安平町の、町長と町議の選挙がこんどの日曜日に行われるため、今週は選挙戦になっている。各候補の車が我が家の前を通過しているのだが、どうも前回の町議選のときに比べ、車の通行頻度が高いような気がしてならない。今回は9議席を11人で争っているので(確か、前回は12議席を13人だった)、それだけ激戦になっているということは言える。ちなみに、これだけ小さな町だと、町議選では当落線上の票数は百何十票というところだと思うので、私が昔住んでいた柏や千葉、習志野といった大きな町の選挙や国政選挙などと違い、1票の重みが桁違いである。前回の選挙も最下位当選者と次点者の差は1票差だった。今回はどうなるのだろうか。
4月10日
昨日の朝、いつものように育苗ハウスへ行くと、なんと、ミニトマトと中玉トマトの葉が消え去り、茎ばかりが残っていたのである。またしてもネズミにやられた...といったところ。育苗ハウスは夜間は締め切っているから猫の入る余地はないし、逆にネズミにとっては、温床の中は30度そこそこの温度があってまさに天国である。なぜか大玉トマトの苗はほとんどやられていなかったのが不思議であったが、何はともあれ、自分の苗でミニトマトと中玉トマトができないことがほぼ確定したので、なんとか知り合いの有機農家に頼んでいくらか苗を譲ってもらえることになった。予定の数ほどはないが、まあいくらか作れるだけでもよしとしなければなるまい。
話は変わるが、また猫が1匹我が家の家族に加わりそうである。
実は先週木曜日(6日)の昼から小さな猫が我が家に迷い込んできたのだが、放置して居座られると、もし猫エイズなどの病気を持っていた場合、うちの猫たちが感染するどころ、ご近所の猫たちにも伝染してしまうかもしれない。また、もしメス猫だったとしたら、出産されると猫の数が増えすぎて、えらい目にあうかもしれない、というところがあった。しかも、とある知人から、自分の家のベランダでおなかの大きな野良猫が居座っていて、もし出産したらもらってくれないか、という話を受けていたため、なおのこと保護する必要に迫られていた。この子は基本的に育苗ハウスをねぐらにしてはいたのだが、なぜかミニトマトなどの苗がやられた日だけは育苗ハウスにいなくて、別のところに潜んでいたらしい(どうせならこの日にいてほしかった)。でも昨日の晩は再びハウスに戻って温床の上に身を潜めていて(しかし発見された瞬間逃走)、今朝になってまたハウスに出戻っていたところを、格闘しながらなんとか捕まえた。とりあえず性別を確認するとメスだった。これは保護しておいてよかった。
そしてすぐさま動物病院へ連れて行き、血液検査をしてもらうことに。結果を待つ間、保護したからには見捨てるわけにはいかないから、もし猫エイズや白血病持ちだったら、(他の猫と接触させるわけにはいかないので)今後どう世話していこうか...とあれこれ考えていた。採血してから5分ぐらいして、お医者さんから「大丈夫ですよ」とのこと。この5分がやたらに長く感じた。
ということで、帰宅後、この子を母屋に連れて行くと、先住猫たちには疎まれながらも、とりあえず落ち着く場所にいられてほっとしている様子。私が近づけばのどをゴロゴロ鳴らしているのだから。えさも水も口にしている。からだはガリガリで、よっぽどお腹がすいていたのだろう。ちょっと安心していたところへ、気がついたらじゅうたんの上にうんちとおしっこをしていて参ってしまったが、次に猫砂の上でうんちをさせたら、もう場所を覚えてしまったようだ。あとは先住猫たちと1日でも早くなじんでほしいなぁと思うところである。
4月7日
今日も午前中は季節はずれの雪が舞い、時折前が見えなくなるほどだった。そんな中を、昔勤めていた会社の上司だったNさん御夫妻が、旅行の途中で我が家に立ち寄られた。以前スイスにお住まいだったことがあるとのことだから、雪道の運転自体は不慣れではないのだろうけれど、それにしてもとんでもない吹雪、しかも大したおもてなしもできずに申し訳ないと思うことしきりだった。ところが皮肉なことに、Nさん御夫妻が出発してから1〜2時間で雪はほとんど消え去り、夕方には日影以外に雪は見当たらないような状態になった。
しかし、いくら雪が消え去ったとはいえ、畑はまだべちゃべちゃなので、当然起こして使える状態ではない。だが、それ以上に問題が...。というのは、先月末に小麦を運びに来た4tトラックが、我が家の作業用の道路でぬかるんで沈んでしまい、レッカー車が出動しないと脱出できないほどの状態に陥り、それでできた溝や穴ぼこが8日経ったいまでもグチョグチョなままなのだ。しかも、連日の湿った雪で、ぬかるみはなお「泥沼化」しているからたちが悪い。だから、トラクターを小屋から出したくても、そのぬかるみがある限り、そのぬかるみを通らないと畑に行けない自分のトラクターが、はまって動けなくなる可能性が極めて高い(二輪駆動では厳しすぎます)。つまり、いくら畑が乾いてきたとしても、この泥沼がどうにかならないと畑を起こすことができないのだ。さあ、このあとどうなるんでしょう。
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