つれづれなるままに...
これはここでおきた出来事を気が向いたときにつづったものです。
2005年7〜9月の巻...
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9月28日
夏が長いと思っていたのもどこへやら、このところ寒い朝が続き、一昨日にいたっては、玄関前の温度計が3度を指していた。そして昨日は5度...今朝は曇っていたせいもあり10度ぐらいでとどまっていたけれど、さすがに我慢できず、一昨日の夜、この秋初めてコタツのスイッチを入れてしまった。もちろん、昼間は暑いぐらいだから部屋の窓は全開(といってもネコが脱出しないように網戸にはしているが)。でも、日が傾きだすと急に風が冷たくなってくる。
ところで、我が家へ来て10日過ぎの子猫たち、いまでも私にしがみつくことが多いが、来たばかりのころに私の周囲をうろうろしていたぐらいだったのに比べると、最近はだいぶあちらこちらを徘徊するようになってきた。元気なのはいいことだけれども、テーブルの上など、歩いてほしくないところにくるようにもなっているので、その辺のしつけをこれからしっかりやっていかないと。
9月21日
4月にやってきた猫たちは納屋に住み着いて、そのへんを走り回って暮らしている。納屋では(たまに)ネズミを捕まえ、外ではモンシロチョウを追い掛け回してくれて、それでいて私が来ると相手をしてほしそうに寄ってくるので(ただし1匹は例外)、ありがたい限りであるが、母屋でも屋根裏が騒々しくなってきたこともあり、どうせ騒々しくするなら猫と一緒に暮らしたい、と思っていた。そんな折、あるところから子猫をもらってくれという話もあったのだが、その猫が行方不明になってしまったらしく、話が立ち消えになった。しかたがないのでネットでいろいろ調べていたら、札幌で里親募集しているという話があって、先日そのお宅から子猫を2匹頂いて帰ってきた。それから今日で5日目になるが、屋根裏の物音がすっかり鳴りをひそめてしまった。もちろん、子猫たちがネズミを食べているとはとても思えないが、まあでも鳴き声だけでも効き目があるというものだろう。
さて、畑のほうに目をやると、にんじんの間引きの作業が遅れていて、月曜、水曜とやってはいるけれど、今週いっぱいかかるだろう。しかし、生育の早いところでは根っこが太りたくてもとなりに邪魔されて太ることができず、いじけてしまったのか、あるいは負け犬たる私へのあてつけなのか、となりの根っこと足を絡ませるがごとく、ねじれた根の多いこと。間引きをしても、残った根の形がはたしてちゃんとまっすぐになってくれるものか心配だが、心配するなら早く仕事しろ、と言われてしまいそうである。
9月16日
夕方、鶏小屋の見まわりを終えて、いつものように犬や猫にあいさつをしてまわっていた。外で私を待ち構えていた猫たちが納屋へと帰っていき、私もそれにあわせて納屋の見回りをしようと明かりをつけると、地べたにレバーのような色をした物体が落ちていた。誰かがネズミでも捕まえて食った残りかと思ったが、いきなり猫の「さかえ」がその物体を食べ始めた。よくよく見てみると、それはネズミの内臓ではなく、胎児のような形をしたものだった...ひょっとして、あっ...と思ったときには、何ごともなかったかのように、それを食いつくしていた。なんとなく彼女のおなか周りがへこんでいたところを見ると、どうも流産したらしい。そして生を授からぬまま出てきた胎児を食べてしまったのだろう。猫は出産を終えると、自分が出した胎盤などを食べ尽くす、という話を聞いたことはあるが、もしかしたらそれに近い行為なのかもしれない。何かのマニュアルに生後7〜8ヶ月ぐらいで避妊するといいようなことが書いてあったので、1月生まれの彼女たち、そろそろ避妊しに行こうかと思っていたのだが、その前に野良猫に種をつけられてしまっていたらしい。姉妹の「ふごっぺ」や「ぽん」に比べて、さかえは体重が重く、腹回りが大きかったので、まさかとは思いつつも、ちょっと気にはなっていたのだが、そういうことだったとは。
9月14日
このところ、昼間は暑くても朝晩は涼しい日が続いていたが、今日は昼間もほとんど気温が上がらず、一日中寒さを感じた。今年の夏は長いなどと思っていたが、気がついたらあと1ヶ月ちょいもすれば初雪を迎えるであろう時季になっている。確実に季節は秋から冬へと向かっているのだ。
ところで、先日の衆議院選挙は自民党の圧勝という形に終わった。ある程度予想はしていたことではあったが、それにしてもすごい勝ち方ではあった。与党の勝因、野党の敗因はいろいろ考えられるところであるが、とにかく私が一番気になったのが、9日にも少し触れた、争点の単純化である。私のような無知な人間にとって、理解できないような難しい問題が山積していて、それをわかりやすく噛み砕いて争点を「まとめる」分には与野党ともども、大いにやっていただきたいと思う。しかし、どうも今回はそういう流れではなく、与党側が、メリット・デメリットの十分な提示のないまま「郵政民営化にYESかNOか」ということを大々的に演出してまわり、また野党も野党でその流れに乗せられてしまった、というところはあるだろう。一見、私のような人間にはそういう提示をされると判断しやすいようには感じるが、実際のところ、「からだも頭も何も動かさなくても、とにかく言うとおりにしてもらえればいいんですよ」といわれているに等しいように思えてならない。これを私は勝手に「社会のコンビニ化」とよんでいるけれど、つまり、社会全体が簡単で便利で口当たりのいいものについつい手が伸びてしまう、そんな状況になりつつあるのかなと思う。そうはいっても、人間のできることは限られているから、すべてのことに専門家になるのは到底無理な話であるが、少なくとも、関心を持とうとする気持ちのあるなしで全然違った方向へと進んでいくだろう。
...と、えらそうなことを書いてしまったが、実は私自身の9年前の出来事と重なる部分がある。
その当時、千葉のスーパーへ食事の材料を調達するために通っていたとき、材料の野菜、肉、魚といった「三鮮」の売り場が貧弱で、惣菜や加工品の売り場が充実していったのを見て、食生活はこのままでいいのだろうか、とおもうようになっていった。あのときも、簡単で便利で口当たりのいいものは売れるけれど、手をかけなくてはならない三鮮は(相対的に)売れなくなっている、というか、簡単で便利で口当たりのいいものは買うけれど、手をかけなくてはならない三鮮は買わない、という流れになっていると感じ、その流れに危機感を感じたのを鮮明に記憶している。そのままでは誰も厨房に立って包丁を持たなくなってしまうのではないか、つまり誰も自ら口にする食べ物のことを考えなくなってしまうのではないか、と。
そうはいっても、私だって食事時に家にいないときも多いから、当然外で売られている弁当や惣菜のお世話になることもある。そのとき、お弁当やお惣菜を売っているお店の人が、「自分のところのお弁当はかくかくしかじかという素性のものを使って、こういう考え方でつくり、販売しています」といってくれる間はまだいい。一方で、とにかく見た目がきれいで、売れそうな演出ばかりをして、内容の説明をほとんどすることなく「これはいいものだから食べなさい」では困ったものである。しかし、スーパーやコンビニをぶらついていると、後者のようなお店のほうが圧倒的多数であるに違いない。さらに、後者のようなお店で売られている弁当の中身を見ると、素姓のあやしい材料だったり、見映えや口当たりをよくするために余計な添加物が相当量含まれていたり、というのがほどんどだろう。そういうお惣菜やお弁当が増えれば増えるほど、こうしたものを口にする人の健康は乱れていくのではないかと思う。
このままではいけない、なんとか昔から綿々と受け継がれてきた食生活を見つめなおしたい、そして伝えていきたい...そう思った9年前の私であるが、そして迎えた現在、食生活だけではなく政治の世界でも同じような状況になってしまっているようである。でも、それを政治家の責任としてなすりつけてしまうのは一庶民として問題だと思う。もちろん、どこの政党にしても、後者のような弁当ではなく、前者のような弁当を作るがごとく、争点を「まとめ」てほしいとは思う。でも一方で、私のような無知な庶民も、「単純化」の裏側にあるものを少しでも垣間見ようとする気を持つことが、特に必要になってきているのではないかと思う。
9月9日
台風14号は北海道に接近するにつれ急に速度を上げ、ひと晩のうちに通り過ぎていった。もしものことがあったらいけないからと、1時間おきぐらいに寝たり起きたりの繰り返しだったが、昨年の18号のときに比べれば、害らしい害はほとんどないに等しかった。ただ、白菜やキャベツなどにかけていた、モンシロチョウ除けの布が風でめくれていたので、本当は昨日のうちにかけておきたかったのだが、昨日は台風通過後の吹き返しの風がまた強烈で、今日片付けをした。ただ、モンシロチョウが活発になる前に布をかけないと後々面倒なことになるので、犬がえさほしそうにほえたり、鶏もまたエサをほしそうに騒いでいる風ではあったが、悪いけれど無視して、必死に布を直してまわっていた。
さて、片付けもほどほどに終わり、夜に衆議院選挙の期日前投票に出かけてきた。別に当日投票でもできなくはないのだが、配達の日はバタバタするし、明日も終日札幌で用事があることを考えると、投票するなら今日しかない、というところだった。ただ、このところの報道もろもろを見聴きしていると(といいながらも「見」はあまりないのだが)、争点を単純化しようとする動きがどうも納得がいかない。もちろん、その時代時代で重要な政策はあるから、それが重点政策になるのはかまわないのだが、しかしそれは重要な中のひとつであるはずで、それだけが重点政策ではないと思う。今回の場合で言えば、某政党が「郵政民営化の是非を問う国民投票です」などとのたまふけれども、国会はその他にも重要な法案を審議する場であり、もしそうだとするなら、他の重要な法案のときもその都度解散して信を問うてほしいものである(直近の例でいえば外交とか年金とか...)。とはいえ、その都度解散するのもあまり現実的ではないのだろうが、それであるならなおのこと、一度選挙が済めば、次の選挙までの数年間は他の重要な法案も審議することになるのだから、そのとき国民の大勢が政権党の考えと正反対であったとしても、白紙委任するしかない、という状況に陥りかねないのもつらいところである。それだけに、立候補する側は、私のような一庶民が判断するための材料をできるだけ多く提供してほしいと思わずにはいられない。
9月7日
1週間ほど前、以前勤めていた某気象会社の同期から、台風がうちの真上を通るような予想を知らされていたのだが、不幸にもそれが的中しつつある。午前中までは普段の雨とそんなに変わらない状況で、とりあえず飛んだらまずそうなものだけ建物の中にしまっておいたり、キャベツや白菜などの虫除けにかけていた布の確認をしたぐらいだったけれど、午後2時を過ぎたぐらいから急に風が強くなってきて、戦々恐々と事態を見守るしかなくなっている。夕方に一度畑を確認して回ったが、先日の集中豪雨のような洪水にはなっていなかったものの、虫除けの布はあっけなくめくれていた。まあこうなったら風がやむまでほったらかしておくしかないか、とりあえず約100メートル風下側のJRの線路まで飛びさえしなければ...というところだったが、そこへモンシロチョウが舞ってきた。こんなところでたまごをうみつけられたら、育つものも青虫に食われて育たない。なんかドサクサ紛れに事件を起こす火事場泥棒みたいな奴だったが、幸い動きの鈍いモンシロチョウで、足を振り上げで踏みつけたらあっという間に息絶えた。むやみやたらに殺生するのは気が引けるが、しかしこちらとて秋冬の食料がかかっているから、悪いけれど死んでもらうしかない。
こうしてパソコンに向かっている21時20分現在、ますます風は強まり、平均では昨年の台風18号ほどではないなと思いつつ、しかし瞬間的に勢いよく雨風が我が家の窓に打ちつける。おそらくあと数時間がヤマだとは思うが、頼むからハウスだけは潰さないでくれ、と願うしかない。
9月3日
昨晩のとあるラジオ番組で、「原油高が生活に影響するかしないか」をテーマに討論されているのがあったけれど、影響を強く感じている人、また生活に影響しないというか、そういう実感のない人もそれぞれいらっしゃるようではあったが、私の場合はじわじわと影響を受けている、という感じ。ボクシングで言えばストレート一発というよりボディーブローを食っているような状態である。もっとも身近なところでは車のガソリン代で、今日は114円のセルフのスタンドの前を通ったのでそこで給油したが、3年前北海道に土地探しに来た時はリッター87円のスタンドで給油していたから、それからすると3割以上値上がりしていることになる。幸い、今の車はわりと燃費がよいので、値上がりの分をいくらか吸収してくれてはいるが、それでもちょっと...といいたくなる。もっとも、少々値段が高くてもガソリンを手に入れられるだけ幸せだとは思う。ただ、農業を営んでいると、車だけでなく、トラクターなど農機具の燃料代もバカにならないし、さらに、昨年は原油高の影響でハウスの資材の値上がりに泣いたが、その流れでいけば、今年はもっと値上がりするのだろう。その他、生活用品にしたって、石油製品はたくさんある。短期的に見れば上がったり下がったりの繰り返しではあるだろうが、長期的には原油が無尽蔵なものだとも思えないし、いくらお金を払っても手に入らない、という時代が(生きている間かどうかはわからないが)来るのかもしれない。そのために、節約できるところは節約し、なるべく同じものを長く大事に使う...などといったことも重要になってくるはずである。
しかし、その意味ではこの数日、踏んだりけったりであった。このところ、車の調子がおかしかったので、急きょ今日点検してもらったところ、修理代に莫大な金額がかかるかも、という話だった。車検は来年の1月末だからあと5ヶ月ぐらい残っているが、今の車を大事に乗るか、それとも新しい車に替えるか、頭の痛いところである。さらに昨日、草刈機をどこぞに放置していたのをすっかり忘れ、その上を軽トラで踏んづけてしまい、見事なまでに草刈機は玉砕した。いまどき草刈機なしには仕事にならないので、泣く泣く新品の草刈機を買う羽目になった。ただ、軽トラのタイヤで刃を踏まなかったのは悪運強いとしか言いようがないが、もう少し真剣にモノを大事に使う心がけをしなくてはなるまい。
8月30日
先週月曜日に水没した畑は、翌日には水が引いたものの、それからは湿っぽい状態が続いている。その場所に秋に収穫する菜ものの種をまきたいのだが、とても畑を起こせる状況になく、頭が痛い。幸い、転作田ではない高台の畑で、春作の大根、小松菜、水菜の跡地が空いているので、そこにほうれんそうの種はまける。しかし小松菜などは同じアブラナ科の連作になってしまうので都合が悪く、やはり水没した畑の乾燥を待ちたいところだが、あの大雨以来、乾くかと思ったら激しい雷雨があったりして、なかなか乾かない。そうはいっても、いま種をまかなければ秋に収穫できないので、これは困りもの。
畑が湿っているといえば、長ねぎの土寄せもできずにいる。もともと長ねぎ専用の機械があるわけではないので、たいした土寄せもできないのだけれど、それにもまして、あの大雨で寄せていた土が流れて、軟白させていた部分が心なしか黄緑色へ変化してきている。もちろん、長ねぎは緑の部分も食べられるのだけれど、どういうわけか白い部分が多いほうが受けがよいので、「緑が多くていいんですよ」と独りよがりになるわけにもいかず、それもまた悩ましい。
8月22日
今朝外へ出ると、見事に転作田の畑が水没。ちゃんと排水溝の草刈りなどをしていなかったから、それが原因だったのか...と思ったら、自分のぐうたらが原因というわけではなさそうだった。昨日から降っていたあまりの急な大雨に、水は畑から家の前を流れる小川へ流れてはいるものの、たまった量が多くて追いつかないし、また川も洪水の一歩手前まで増水している。お昼前になって青空も見えてきたけれど、水はまだまだ滞っている。定植したばかりのキャベツやブロッコリー、白菜などがどうなるか気になるし、これから掘ろうと思っていたいもが腐ってしまうかもしれないのも不安材料。かといって、とても畑に入れる状態ではなく、確かめようがない。また、高台にあるはずの鶏小屋も通路が水浸し、さすがに鶏の部屋の中はもみがらやかんなくずなどで高床になっているので表面は乾燥していたが、彼女たちが穴を掘ると水が染み出していたから、やはり水は滞っている。しかもその横の大根畑も半分水浸し。こうなったら、開き直って水が引くのを待つしかない。
8月21日
昨日、夏の高校野球で駒大苫小牧高校が決勝の試合を戦うことになった。この日、私は白石の直売所の当番だったのだが、試合開始が13時からだから、それ以降はほとんどお客さん来ないのでは...と思っていたら、案の定、ほとんど来なくなった。心なしか、店の前にある大きな通りも車の量が少ない気がしたし、目の前の大きな薬屋も駐車場の動きがほとんどない。やはり、野球の結果が気になった方が多かったとみえる。
そして今日、苫小牧へ配達に行く日だった上、しかも駒大苫小牧高校の前が通り道なので、どんな状態になっているのか...と思っていたら、高校の周辺の住宅地の中をパトカーが何台も徘徊し、正門の周辺では警備員さんが10メートルおきぐらいに並んでいた。ただ、私が通ったのが16時半ぐらいで、すぐにも高校に到着するという状態ではなく、混乱している様子はなかった。ただ、その後の報道を見ていると、やはり相当な数の人がお迎えに出かけていたようで、それだけ警備も必要だったということなのだろう。
8月16日
立秋を過ぎて暦の上では秋になったとはいえ、まだまだ昼間は蒸し暑い。しかし、生まれて初めて夏の北海道に来たのがいまから13年前、あのころは気温が高くてもずいぶんカラッとしていた印象なのだが...。こちらに住むようになって、最初の年は異常なまでの冷夏だったが、去年、そして今年は気温のわりにやたら蒸す。そんなことを思いつつ、配達に行った先々でいろんな方のお話を伺うと、皆さん口をそろえて、昔の夏はカラッとしていたのが、年々蒸すようになってきているという。もっとも、これは札幌や北広島方面の話で、苫小牧方面だともともと晴れの日が少ないので、いくらか反応も違う。だが、その苫小牧ででも、北海道に梅雨がないなんてウソだ、とか、最近は蒸し暑い風が吹くようになっている、などとおっしゃる方が多いので、夏が蒸し暑くなってきている、というのは確かなようだ。そういえば冬の雪も、13年前に比べればずいぶん湿っぽい気がする。これは年間を通して気温が高い状態になってきている、いわゆる「温暖化」の流れなのだろうか。
8月10日
ふだんは農作業をしているのでかなりぼろぼろの服を、しかも頂きものや使い古しの衣服ばかり使っているのだが(きれいな服を使ってもどうせすぐに破れるのがおちだから)、配達などのお出かけ用(?)には2本のGパンを使いまわしてきた。ところが、最近になってたてつづけに穴があいたり破れたりで、これはまずいな、ということで、昨日の配達帰り、リサイクルショップへ行ってGパンを物色してきた。ところが、たくさんハンガーにかかっているというのに、なかなかちょうどいいサイズの物が見つからない。リサイクルショップだから見つからないんだよ、と陰口を叩かれそうだが、実は新品を探すのにもいつも苦労している。身長は170センチそこそこで体重は57〜58キロ、靴のサイズは26で...というのは、やせ気味なのを除けば、かなり平均的な日本人の体格に近いと思う。ところが、このサイズの商品は、確かに売り場はあるのだけれど、意外と売り切れになっていることが多いのだ。半年前も、結婚式に参列するからと新品の革靴を探しに行ったら、希望の靴を見つけるのに5軒ぐらい店をはしごした記憶がある。しかもそれまでまわったすべての店で25.5とか26.5とかいったサイズがあったからなお腹が立つ。そうは言っても、探せば手に入れられるわけだから、それだけでもありがたいと思わなくてはならないのだが、ついつい文句のひとつふたつが出てしまう。
まあ半年前の話はさておき、Gパンに関しては、メーカーにもよるが、ウエストはだいたい30〜31インチ前後のものを買うのだが、これがまた意外とそろっていないのである。見た目といい風合いといい、これいいな、と思ったものはだいがい27とか28、逆に33以上といった具合である。たまに30があったとおもったらとんでもなく高いということも...。日本の男性の場合、たとえば27〜28だとよっぽど小柄かやせすぎか、といったサイズだから、使っている人はあまりいないだろう。ってことは、着られなくなって売り飛ばした、あるいは新品で売れなかった店から流れてきた、などと推測できる。だからこそ、標準的なサイズは出回らないのだろうが...。それでも、なんとか2本みつけて買うことができた。あわせて900円。ただし1本は少し裾が長いので、これから裁縫しなくてはならないのだが、それについては文句をいうまい。
そういえば長靴がいかれてきたのでそろそろ新調しなくてはならないが、これもなかなかみつからないんだよねぇ...。
8月3日
気がついたらもう8月になっていて、暑い盛りではあるものの、あと半月もすれば秋風が...という季節でもある。秋冬用のキャベツやブロッコリー、白菜の苗はいつでも定植できる状態になっているものの、今日のうちに畑を起こして今週末に定植しようと思っていたら、一日中雨降りでもくろみが外れ、どう考えても今週中に定植が終わりそうな感じはなく、苗が老化してしまうのは避けられそうもない。もっとも、昨年のように暑くて雨がまったくない状態に比べれば、定植したばかりの苗が、高温乾燥で活着せず、なえてしまう心配をする必要がない分、はるかにましではあるが...。
また、今日は7月7日にやって来たヒナの引越しをした。数日前から育雛箱の中がかなり窮屈そうで、早く外へ引越ししたかったのだが、やっと広いところへ移動したヒナたちは、戸惑うどころ、縦横無尽に部屋を走り回っていた。
7月22日
いまのところ、昨年ほどの猛暑でもなく、しかし一昨年のような寒さもなく、ほどほどの夏を迎えているような気がしている。徐々に春から収穫してきた菜ものが虫に蝕まれるようになり、それに代わって果菜類が徐々に収穫できるようになってきた。やはり、季節に合うものがそれなりの季節に収穫できるというものなのだろう。いっぽう、鶏はかなり暑がっていて、昼間は日かげに避難し、ある子は少しだけ羽を広げ、またある子は地面に穴を掘って砂浴びをしながらからだを冷ましている。夏ならではの光景ではあるが、この子たちからすると、はやいところ暑さよ過ぎ去れ、と言いたいのだろうか。
7月12日
雪が遅くまで残った4月、気温がなかなか上がらなかった5月、そしてカラからの6月を通り越して、やっと野菜の種類がそろうようになってきたが、収穫量は思ったほどのびていないような感じである。使っている畑の大部分が転作田という事情もあって、昨年はほとんど緑肥のクローバーを作付けていたから、それからすると野菜の栽培面積は格段に増えたはずなのだが。もっとも、昨年に比べて出遅れているのは事実だから、これから一気に爆発する...はずである。
しかし、それに水をさすような7月の涼しさといったらこの上ないが、今日は久々に暖かい1日だった。明日以降はどうなるのやら。今月に入って少々伸び悩んでいるトマトやナスは大きくなってくれるだろうか。
7月3日
昨今の原油価格の高騰で、先月のうちから、7月になったらガソリンが値上げになるだろう、と予想はしていたが、苫小牧でも、案の定大きく値を上げていた。6月半ばまでは比較的割安だった苫小牧の、その中でも特に安いスタンドで給油していたのだが、先月末からそのスタンドではリッター10円ぐらい値上がりしていて、これは高すぎる、と、こんどは恵庭のとあるスタンドで給油するようになったのだが、今日その苫小牧のスタンドではなお値上がりしていた。私は苫小牧だけでなく、毎週札幌や北広島、恵庭などいろんなところに通っていて、ガス代の安いまちを選択できる状態にあるからまだよいが(というか、選択しないとこっちの財布が音(ね)を上げてしまう...)、苫小牧にいる人にとっては大変な話だ。それでも、その苫小牧のスタンドは市内ではまだ安いほうで、今日もいつものように車が列をなして順番待ちをしていた。しかし、ガス代の値上がりは何も苫小牧だけの話ではない。明日札幌方面に行ったとき、はたしてどれほどの値段になっているのか気になるところである。
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