つれづれなるままに...

これはここでおきた出来事を気が向いたときにつづったものです。


2006年1〜3月の巻...
<過去の「つれづれなるままに」はこちら>
 2003年5月以前  2003年6〜7月  2003年8〜9月  2003年10〜12月 
 2004年1〜3月  2004年4〜6月  2004年7〜9月  2004年10〜12月 
 2005年1〜3月  2005年4〜6月  2005年7〜9月  2005年10〜12月 
 2006年4〜6月  2006年7〜9月  2006年10〜12月 
 2007年1〜3月  2007年4〜6月  2007年7〜9月  2007年10〜12月 
 2008年1〜3月 

最新の「つれづれなるままに」

3月28日

 このところ、母屋猫のえさの減りがどうもよくない。わざとえさを減らしているのではない。明らかに減らなくなってきたのだ。食欲が減退したのかというとそうでもなく、朝はいつもどおりえさを要求するし、相変わらず家の中では毎日が運動会だし、相手をしろと甘えてきたりもするし、全然元気がないわけではないのだろう。と思っていたら、もみじがこのところ、よく家の中にネズミを持ち帰り、部屋の隅っこで食べるようになってきたのだ。今日も夕方いつのまにかネズミを捕まえて家の中に持ちこみ、いつものように隅っこに隠れて食べていた。そんなもみじの様子を覗いてみると、ネズミをくわえたまま「ウ〜」と言って、明らかに取った獲物は離さないぞ、と本気で思っている様子。猫にえさを腹いっぱいやるとネズミを食べなくなる、という話も耳にはするが、どうも我が家のもみじに関しては、どんなえさよりもネズミのほうが好物らしい。そのおかげだろうか、母屋に猫が来てからのこの半年ぐらいは天井裏がなんと静かになったことか。

3月26日

 昨日から今日にかけて、隣町の早来で(でも明日には隣町じゃあなくなるのですが)北海道自然養鶏会の集まりがあって、今朝は我が家が見学先になった。養鶏の大先輩方に様子を見られ、大変お恥ずかしい限り...というしかないような状態。いろいろな話をする中で、反省することばかりだった。

3月21日

 今日の配達はいつもよりかなり楽だった。交通量がいつもより極端に少なく、右折で待つこともほとんどなかったのだ。天気が荒れていたこともあるのだろうが、それ以上に野球(WBC)が人を釘付けにしてしまっていたからなのだろう。実際、配達先に伺い、玄関で立ち話をしていると、奥のほうから「やった〜」とか「よっしゃ〜」などといった声が何度聞こえてきたことか。そして、夕方4時ごろになると、住宅地ではガレージの動きがあわただしくなってきた。きっと、野球が終わったからお出かけしよう!という気になったんだろうな。

3月15日

 懸案の確定申告をやっと今日済ませてきた。書類にすればたった2枚であるが、その2枚の書類に落とすための集計にどれほど面倒な思いをしたことか。毎年ながら、こまめに帳簿をつけていればこんなことには...と思うことしきり。でも、パソコンソフトがあるおかげで、面倒な手計算をすることはないし、簿記の知識がほとんどなくてもソフトのほうが勝手に処理してくれるので(これが手書きだと、お金を払った欄に、間違って受け取ったはずの数字を書いてしまいパニックになるのは目に見えている)、実にありがたい限りだ。
 さて、ここ追分では役場で申告の受付をしてくれるのだが、最終日だからさぞ混雑しているだろう...と思ったら、なんと会場にいたのは私だけ。細かい突っ込みを受けるのかと思えばそういうことはなく、係員は黙々と私の提出した書類を眺めながらパソコンのキーをたたいている。そして待つこと約5分、「これでおしまいです」。あっけなく終了。で、結果は...というと、かろうじて、トントンに近い黒字...という状況で、先々のことを考えると、まだまだ改善すべきところばかりである。
 帰宅して後、やっと温床の仕込みに手をつけた。ちょうど都合をつけてくれた知り合いに手伝ってもらったおかげで、こちらもあっけなく終了。温床の温度が出たらいよいよ種まきである。

3月11日

 このところ、暖かい日が続き、周囲の畑では融雪剤の黒い模様が目につくようになってきた。一日でも早く雪をとかして春を迎えようというところなのだろう。我が家ではそんなものをまいたりはしないけれど、積雪は30センチぐらいまで減ってきていて、しかも今日の雨でまたどんどん減っていきそうな勢い。あれだけ豪雪だった今年の冬も、気がついたらいつもより早く根雪が消えてしまうのかもしれない。そんな中、去年の秋、ハウスに種をまいたほうれん草が、今ごろになってぐんぐん大きくなってきて、ぼちぼち食べごろの大きさになってきた。ちょうど1週間前にもハウスにほうれん草と小松菜の種をまいたが、これらは来月末から5月頭が食べごろになるのだろう。

3月6日

 2週間続けて、日曜日の配達では大雨になった。特に先週の日曜日は台風のような大雨になり、雨だけでなく、横風で車が横滑りするほどだった。そのせいか、この1週間は、車を走らせていると、所々でハウスがつぶれていたりビニールが飛ばされていたりいているのを目にした。それもそのはず、2月としては記録的な風雨だったとのことで、無理もないのだろう。
 しかし、これだけ雨が続くと一気に積雪は減っていく。車の走る道は雪どけ水でべちゃべちゃしていて、我が家の作業用の道は土が見えてドロドロになってきた。いまのところ、今年の雪どけは昨年より早そうな感じだがどうなるだろうか。

2月22日

 ここ数日は春のような陽気が続いて、所によってはあっという間に土の姿を目にできるようになった。もちろん、この時期は「三寒四温」といわれるぐらいだから、このまま暖かくなっていくとは思えないけれど。でも、一時は1メートルほどあった積雪も、いまはもう数十センチというところまで減ってきた。ぼちぼち春の準備を始めなくては。でも、その前に申告書類作らないと、って、まだデータを整理すらしていないのに。さあがんばりましょっと。

2月15日

 今月に入ってから、巷ではバレンタインで騒いでいたらしい。もちろん、昔から女性にモテなかった(いまでもそうだが)私にとっては、バレンタインがなんぼのもんじゃい、女性が男性にチョコをあげる日と誰が決めつけたんだ〜というところはあって、周囲の熱気に比べると、これほどまでに凍りついているのか、といったところ。
 さて、昨日配達帰りに立ち寄った某スーパーでは、おそらく前日まではチョコ売り場だったであろう場所がひな祭り商品に置き換わっていて、毎年のことながら対応の早さには恐れ入る。ところが、その売り場は閑古鳥で、隅の狭い場所に追いやられたチョコ売り場に女性が群れていたところからして、売り場の引越しは勇み足だよ〜と言いたくなってしまう。ちなみに今年も本命チョコがゼロだったのはいうまでもない。
 このように毎年ながら冷めた私だったが、逆に外気温は熱気ムンムンだったらしく、夜になっても気温が下がらないものだから、これまでの低温でなかなか落ちてこなかった屋根の氷と雪が間違いなく落ちてくるだろう、と確信した。そこで、塊が落ちそうな場所にいつもは置いてある車を、別の場所に置いて夜を越したのだが、今朝外を見ると、われながらあっぱれ...と言いたくなるぐらい、見事にほとんどの塊が屋根から落ちて、いつもの車の置き場にも大量に塊があった。雪だけならいいが、氷が車にあたろうものなら、ボディがへこむだけならまだしも、窓が割れてしまうと最悪である。しかし、落ちたのは母屋だけではなく、納屋の屋根の雪も大量に落ちていた。もしかして猫が埋もれていないか心配だったが、全員無事にお迎えをしてくれた。あ〜よかった。

2月10日

 この1週間、雪は降るものの大雪にはならず、除雪機を動員するほどの雪投げはしていない。こんなに雪投げをしなかったのは今年に入って初めてではないだろうか。しかし、母屋の屋根には、例年よりもはるかに大きそうな、落ちずに残っている氷の塊(屋根から落ちきれずに残った雪が、とけて凍ってを繰り返して塊になった)が乗っかっていて、これがいつ落ちてくるか戦々恐々である。しかも、屋根の下には窓の高さまで雪や氷が積もっていて、このままでは塊が落ちてきたら確実に窓ガラスに当たって割れてしまうだろう。ということで、窓の下に積もった雪や氷を崩しては投げ、崩しては投げして、塊の落ちるスペースを作った。でも、屋根の上の塊がはたしてどの大きさで落ちてくるかはわからないから、いくら窓の下に氷の落ちる場所を作ったところで、窓が無事ですむかどうかはその時になってみないとわからない。何とか無事に落ちますように...。

2月3日

 一昨日母屋の猫を、そして今日納屋の猫を、近所の病院へ予防接種に連れて行った。うちの猫は飼い主がいい加減に接しているわりには人相(というか猫相?)よく育っているように映るらしく、病院へ行って他の飼い主さんと雑談していると、かならず「かわいい猫ですね」「毛並みのいい猫ですね」などとほめられてしまう。冷静に考えたらお世辞なんだろうとは思うけれど...。でも、外見云々よりも、去年の暮れはこの子たちに悪いことしてしまったし、まずは元気に過ごしてくれればと思う。

1月31日

 気がついたらもう1月が終わろうとしている。連日の雪投げで、夜は気がついたらコタツでうたた寝...なんて日もあったけれど、あと1ヶ月もすればそんな心配をすることは減っていくのだろう。ただ、そうなると春の仕事が一気に始まる。10日後にはヒナが入る予定だし、確定深刻、じゃなくて確定申告もしなくちゃだし(たぶん払う所得税がないからしなくていいだろう〜、取れるもんなら取ってみろ〜と言ってしまいたいのが本音)、野菜の作付け計画もぼちぼち決めていかないとならないし、「農閑期」なんてことばは誰が作ったんだといいたくなる。
 そんな中、ちょっとした気分転換になったのが25日の車検。例のごとくユーザー車検でやろうと室蘭まで行ったのだが、車検はあっさり通り、その後、通り道にある白老の虎杖浜で温泉に入り、その後たまごでお世話になっている苫小牧のジュナパパンで食事をして帰宅。車検に行ったわりに、旅行したような気分だった。我が家から室蘭までは片道およそ100キロ、東京だったら箱根に行って往復してくるようなものだから。

1月17日

 ここ数日はわりと穏やかな日が続いていたが、今日は朝になってから大雪になり、配達にでなくてはならないというのに、それまでの間に30センチほどの雪が降ってしまった。とりあえず、我が家では比較的潰れる可能性の高い野菜ハウスの雪下ろしだけしておいて、あとは帰宅後でもいいやと出かけはしたものの、道中も全然雪がやまず、家に戻るまでの間にもっと雪が積もったらどうしようかとヒヤヒヤだったが、それからはさほど積雪が増えてはおらず、ほっとした。ところが、家に着いたときは空が晴れていたためか、気温が氷点下15度になっていた。こうなると1ヶ月前と同様、午後集めそこなったたまごがしばれて割れていることもありえるのだが、昼間の積雪のおかげで、鶏小屋は屋根に雪が積もっていて「かまくら」のような状態になっていたので、その中は意外と暖かく、割れているたまごはなかった。でも、明日は朝から雪投げである。しかもまた昼間に雪が降るかもしれないという。せめていつもどおり、午前中に終わらせたいところだが。

1月9日

 昨日の朝のこと。いつものようにメリー(母屋の前にいる犬)にごはんをあげにいったところ、いつもなら私に向かって飛びついてくるのが、じーっとからだを丸めてなめるしぐさをしていた。しかもか細い声も聞こえてくる。まさか...と思っていると、なんと子どもを出産していたのである。人生には「のぼり坂」「くだり坂」「まさか」の3つの「坂」がある、というけれど、まさにその「まさか」だった。
 確かに、最近メリーの食欲が若干旺盛にはなっていたけれども、もともと大きな犬で、極端に太っているような様子でもなかったし、寒い季節だからエサを食いこんでいるんだろうぐらいに思っていた。それがふだんより暖かい朝だったとはいえ、氷点下16度のさなかに出産するとは。でも、雪の上で出産していたので、このままでは子どもが危ないと思い、普段めったに犬小屋に入らないメリーを犬小屋へ連れて行こうとしたが、やはり雪の上へ移動してしまう。そこで、2匹の乳飲み子を先に犬小屋へ連れて行くと、メリーもあわてた様子で犬小屋の中へ入りこんで、いっしょうけんめい子どもの相手をしていた。しかし、メリーのいなくなった跡に、生後まもなく死んでしまったらしい子が2匹いた。さすがにこの子たちは寒さに耐えられなかったのだろう。とはいえ、ただでさえ温度が必要な新生児なのに、残された子たちもこの気温で大丈夫なものか不安ではあるが、今の状況で、母屋など屋内で親子の面倒はとても見られない。そこでふだんお世話になっている動物病院に電話して相談し、とりあえずは犬小屋にわらを放りこむなどして多少なりとも寒さをしのぐことに。あとは、メリーもちゃんと子どもを抱えて保温しているし、また初乳をちゃんと飲ませている様子でもあったので、生き残った2匹を元気に育て上げてくれることを祈った。
 それはそうと、いつの間に妊娠していたのだろうか。四六時中見張っているわけではないから、どこぞの野犬が種をまいていったであろうところまではさすがにノーマークだったが、いまさらメリーを避妊しなかったわが身の不注意を悔いたところでしょうがない。でも正直なところ、うちではあと数匹なら番犬がいてもいいので、天からの授かりものだということで、大きくなったらうちで一緒に生活できるし丁度いいか、と思っていた。
 ところが、またまた「まさか」が。午後になって配達の準備をしていたら、メリー親子の様子を見に行くたびに、子どもの数が増えているのである。家を出る直前、気がついたら子犬は7匹になっていた。ただ、体が小さく勢いのないのもいたから、翌日の朝はどうなっているか心配だったが、あとはメリーの育児と子どもたちの生命力にまかせるしかなかった。
 そして迎えた朝。気がついたらひと晩で30センチぐらいの積雪があったが、犬小屋が、そして犬たちも埋もれてしまうことはなく、また雪のおかげで気温は氷点下9度と、昨日より極端に冷え込むこともなかった。残念ながら勢いのない子は息絶えてしまったけれど、残りの6匹は一生懸命お母さんにしがみついている。メリーはメリーでエサには食いついているし、のどが渇けば雪を勢いよく食べて、また泣きわめく子どもたちのところに戻って...と、今日はその繰り返しだった。もし6匹全員大きく育ったとしたら、先々里子のことも考えなくてはならなくなるが、とりあえずはこの親子の様子を見守っていこうと思う。

1月7日

 この年の暮れ、大雪や猫たちの体調不良、それにたまご不足...などといろいろあってバタバタしていた。ところが、年が明けると雪はほとんど降らないわ、猫たちは元気よく暴れだしていつものいたずらっ子に戻るわ、鶏はたまごを順調にうむようになってきたわ...と、年末のバタバタがウソのように穏やかに。そこで3日になって、やっと年賀状の印刷を始め...たところ、インク切れをおこし、インクを補充したら紙詰まり、それでいて4日5日は「初荷」だったので家にいられず、とりあえず年賀状を送ってくれた人から先に返事を書いていたら、今日になってもまだ書き終えていない。たいした枚数ではないからさっさと書いてしまえばいいのだが、どうも筆不精になってしまってよくない。
 ひとついえるのは、昔に比べて筆が進まなくなった、というか、筆を持った手が動かなくなった、ということである。ちょっとした文章を書くにしても、漢字がわからなくなったり、「この言葉遣い正しかったっけ...」と迷ったりする始末で、国語辞典が脇にないと不安でしかたない。でもこれは年賀状に限ったことではない。配達に行くと、時に置き手紙があって、場合によってはその場で返事を書かねばならないこともある。でも、返事を書くのにそうそう時間をかけてはいられないので、即興で返事をメモ用紙に書いて置いてくるのだが、おおかた、出発してから「あの書き方まずかったな」と後悔している。こうしてみると、「書く」習慣がいかに大事か、あらためて感じさせられている。

1月2日

 何とか無事に年を越すことができました。今年もよろしくお願いいたします。

 ところで、最近は元日営業の店が増えているという。売上を伸ばすために、三が日どころ、元日を休むことすら辞さない、という空気が流通業界内を流れているのだろうか。もっとも、鶏を飼っている我が家では、よっぽど大きなストレスがかかったりしない限り、鶏が「三が日は産卵を休みます」なんてことはしないので、エサと水の給与とたまご集めだけは、最低でも毎日する必要がある。また、我が家に限らず、たとえば神社仏閣など、休み返上でお仕事をしている人もいるのも事実。とはいえ、正月ぐらいペースダウンしておかないと、とは思うから、元日は最低限の仕事以外は休むつもりでいたし、多くの店が元日営業するという世間の風潮に少々疑問は持っていた。
 ところが、31日から軽トラックの調子が悪く、点検・修理するためにどうしても欲しいものがあった。正月休みぐらい、場内の仕事には故障していない営業車を使ってもよかったのかもしれない。しかし、軽トラは仕事で使うものだし、万が一2台共倒れになっても困るので、1日でも早くなおしておきたい。ということで、その「元日」に千歳の某ホームセンターへ買い物に行ってきた。そのおかげで、今日とりあえず応急処置ができて、軽トラが動くようになった。まさに元日営業さまさまである。


Copyright(C) since2003 Hyakusho-neu-ie All Rigts Reserved